2009年6月16日火曜日

未来の自転車






自転車をデザインしようと思ってから、
もう2年も経つ。
どういう自転車かはその最初の頃からなんとなく見えていて、
3輪か4輪で、電動アシスト+人力で、
フレームなどの構成材はカーボンなどを使った超軽量。
特別に電動アシストモーター(単体)もある企業から手に入れた。

トライク(3輪自転車)と電気自動車の間のような乗り物で、
難しい免許も必要なく、お年寄りも脚の不自由な人も
日常生活の足として気軽に使えるもの。

いろんな自転車を試乗してみたが、
こういった福祉的な用途を含む乗り物は
機械的技術が高度でないものが多く、
重くて、ダサクて、エネルギー効率が悪いものばかりだった。
その悪さを補う為かのように電気エネルギーを使っているような感じだった。

しかしながら、自転車という乗り物は
本来ならおそろしく速い乗り物だ。
ちゃんとしたものであれば、
一般人がペダルを漕ぐ事で生まれる200kwのエネルギーで
30km/hは優に出す事ができるし、
リカンベントタイプの自転車にフィンをつけて空気抵抗を減らし、
さらに電気アシストを伴えば、
45km/hで100kmドライブする事ができるくらいである。


超高効率で環境負荷の少ない乗り物として、
自動車と自転車の距離は
将来的に少なくなっていく事は間違いない。
自動車においては、ただの60kgの人体移動の時に、
無駄な鉄のかたまりを移動させるのは、非効率としか言えない。
このような提案は
自動車メーカーからも自転車メーカーからも数は少ないけれども、
いくつか見られるようだ。

このような乗り物が実際に
本当に必要としている人が街で利用できるようになるには、
法律の改正、改善が不可欠であり、先決である。

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