人間工学的グリップを見せてもらった。
これは長距離走るときの、上肢の疲労を軽減する為のデザインだろう。
通常アップライドの場合、手指の部分よりかは
手のひらの部分で上肢の荷重を支えるが、
その手のひらを広範囲に支持することで、上腕の筋肉疲労を
軽減する狙いが見て取れる。
逆にマウンテンバイクのような悪路を走行するような場合は、
長時間グリップに上肢の体重を預けるような乗り方よりは、
頻繁にグリッピングを変えて、身体のバランスをとらなければならないから、
手のひらの支持部分は邪魔になるかもしれない。
素材としては、一般のママチャリより軟質な素材を使っている。
さらに荷重はかかる中心部分には、より軟質な素材が使われ、
表と裏で表面の凹凸処理の深さと形状が異なっている。
これはどういう実験から導きだされた形状かはわからないが、
より摩擦をふやし、安定感をだすためのデザインと思われる。
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